霊符の効果や効能は確定されているものではありません。効果の有無、効果のあらわれる時期、効果のあらわれ方、これらは活用者によって様々であり、HPやメールに明記することはできません。
その効果は霊符の純粋な効力だけではなく、活用者の立場や環境、現在の状況や現在に至るまでの経緯、人柄や霊符への信仰心などが関わってくるものだと言われております。
霊符の活用を始め、すぐに効果を感じる方もおりますし、数か月から数年の活用を続けることで効果を感じる方もおります。長い期間にわたり霊符を活用したにも拘わらず、効果を全く感じることができず、願望を諦める方がいることも事実としてございます。
霊符の効果について、いくつかのケースを例に挙げ、下記にて簡単に説明いたします。ご参照ください。
AとBの2人が片想いを成就させるために同じ霊符を活用したとします。
A:片想いの相手とは同じ職場であり、毎日会ったり話したりできる状況
B:片想いの相手とは会うこともできず、相手は自分のことを良く知らず、話すこともできない状況
上記のAとBとでは、効果のあらわれる時期、効果のあらわれ方、効果の有無などに大きな差が生じることは、容易にご理解いただけると思います。
Aの場合:はじめから2人は近い距離にあるので、霊符はAの魅力を相手に伝えたり、Aが相手に好意を持っていることを伝えたり、Aと相手との距離を更に縮めたりなど、相手の潜在意識に働きかけ、願望成就のためのチャンスやキッカケを作ります。
Bの場合:2人の間に殆ど接点がない状況であり、Bの存在すら相手は認識していない可能性があります。霊符は接点がない状況を改善し、2人の間に接点を作り、相手にBを認識させることから始めなければなりません。更に2人が北海道と沖縄などのように物理的な距離が遠く離れていれば、2人の間に接点を作ることは更に困難になります。
上記のように相手と接点がなかったり、相手との物理的な距離が離れていたり、相手に恋人がいたり、相手に好きな人がいたりなど、その状況や環境は様々です。他の人と霊符の効果を比較することは、基本的には意味を成さないことがご理解いただけたと思います。
CとDの2人が独立開業をして、事業を成功させるために霊符を活用したとします。
C : 普段から善い行いを心がけており、人を思いやる気持ち、人を敬う気持ちなどを大切にしている
D : 悪い行いばかりをしてきており、自分勝手で自己中心的、自分さえ良ければ満足で、周囲のことなど気にしない
人には其々の人生があり、其々の生き方があります。それを否定することはできませんが、霊符がCかDのどちらかにしか力を貸せないとしたら、それは間違えなくCに力を貸すでしょう。悪い行いばかりをしてきており、自分勝手で自己中心的なDに力を貸すよりも、善いおこないを心がけ、人を思いやる気持ちや敬う気持ちをもつCにこそ力を貸すべきであることは、誰にでも理解できることと思います。
簡単に人を善人と悪人に分けることはできませんが、人を思いやる気持ちや敬う気持ちをもって周囲の人と接してきたCに対して、自分勝手で自己中心的、周囲に迷惑をかけるようなDとでは、期待できる霊符の効験に差が生じる可能性があることになります。
それではDのような人は霊符を活用する意味がないのでしょうか?それは違うと思います。Dのような人であっても、霊符の活用をキッカケに心を入れ替え、Cのような善いおこないを心がけ、人を思いやれる気持ちや敬える気持ちをもてるようになることで、霊符の効験を得られる可能性は上がるはずですし、その後の人生における影響も計り知れないものとなるはずです。
神秘的な力を信じて活用するEと神秘的な力に対して疑心を持つFが霊符を活用したとします。
E : 御利益があると信じて霊符を活用する
F : 御利益なんてあるはずがないと疑って霊符を活用する
霊符に宿る神秘的な力は、全てに平等であり、それに不公平はないものと信じたいですが、その効果を信じて活用するEと効果を疑い活用するFとでは、同じように正しく霊符を活用した場合でも、得られる効験に差が生じることは、容易にご理解いただけると思います。
道教への信仰を勧めているわけではありません。信仰という文字の如く「信じて力を仰ぐ」という気持ちで霊符を活用した方が、その効験を得られる可能性は高いということです。
霊符に対して疑心を抱いている状況では、霊符との良い関係は築くことはできません。霊符の効験が得られることを信じ、願望成就に向けた自助努力を欠かさないこと、そして願望成就に向けた強い意思をもつことが大切です。
霊符を信じるEと霊符を疑うFとでは、霊符の効果の捉え方にも大きな違いがあります。霊符を活用しているにも拘らず、状況が悪化してしまった場合のEとFの捉え方の違いを簡単に説明させていただきます。
E : 状況は悪化してしまったけれども、霊符の効験によって現状程度の悪化で済んでいる。もしも霊符を活用していなかったら、現状よりも悪化している可能性もあり、場合によっては取り返しのつかない状況に陥っている可能性がある。
F : 霊符を活用しているにも拘わらず、状況が悪化したということは、霊符には全く効果が無い。
このようにEとFでは全く異なる捉え方になります。状況が同じであっても活用者の捉え方は大きく異なることがあり、その後の霊符の活用にも大きな影響を与える可能性があります。実際にはEとFのどちらの捉え方が正解だったのか、これは誰にも知ることはできません。どんな状況においても、霊符を活用した場合と霊符を活用しなかった場合とを比較することはできませんので、霊符を活用している以上は、霊符に対して疑念を抱いて活用するよりも、霊符を信じて活用する方が良いと言えます。また、状況が好転した場合や願望が成就した場合も同じです。それが霊符の効験によるものなのか、それとも偶然に起きたことなのか、これは活用者の捉え方に委ねられることとなります。
上記のように霊符の効果につきましては、活用者がおかれた立場や環境、現在の状況やここまでの経緯、活用者の人柄や霊符に対する信仰心などが関わっており、それを第三者が判断することはできません。霊符の効果は活用者のみが知りうることであり、効果についての最終的な判断は、活用者自身の捉え方に委ねられることとなります。